スライスレンガのレール引っかけ式(乾式工法)
厚さ25㎜・33㎜のスライスレンガをレールに引っかける乾式工法です。
壁体内結露防止
下記工事工程の2と3のように、レンガと建物躯体との間に通気層を設ける事ができます

1. 通常の透湿防水シートの施工

当然ですが、窓周りには、防水テープで防水処理をしています。
2. 外壁通気用の胴縁の施工

ここまでは、サイディング等を施工する一般的な工程です。
3. レンガ用のシート施工・外壁通気

通気用胴縁の上から更にレンガ用のシートを施工します。
窓回りには放水テープで防水処理を行います。上記3の工程でも窓回りには防水処理をしています。(二重の防水処理)
4.レールの取付け

他社の乾式工法で使用される亜鉛めっき鋼板やガルバニウム鋼板より更に性能の高い「高耐久メッキ鋼板(商品名:ZAM)」を使用しています。この金具とレンガにより建物を、強い太陽光線や様々な気候・災害から半永久的に守り続けます。
5. スライスレンガの引っかけ

230×76 厚さ25㎜・33㎜のスライスレンガをレールに引っかけます。
6.コーナー用役物の取付け

建物のコーナーは、L字の専用レンガで施工します
スライスレンガの引っかけ(続き)

サイズ230×76の1つレンガを建物全体に配置します。根気のいる作業です。
7. 目地用セメントの施工

セメントを袋に入れて、まるでケーキのクリームを押し出すように目地にセメントを注入します。
8.はみ出したセメントの除去 (完成)

このような工程を経て完成となりますが、普通の外壁材と比べても倍以上の日数と職人さんの数が必要です。